砂防ダムに行くにあたって、それなりの装備で臨んでいるということは、当ブログにて日々、書き綴っている通りである。音楽表現の舞台として砂防ダムという野外活動的な場を選んでいる以上、安全性の面から見ても、快適性の面から見ても、アウトドア用品を揃えて、現場に臨むということが必須になっている。砂防ダムに行き始めた頃もそうであるし、また、今現在のように砂防ダムに常態的に通い詰めるようになった今でも常々、安全性、快適性をよりいっそう高めるためにどうすれば良いかと、アウトドアショップへ行き、様々なアウトドアグッズに触れ、砂防ダムで使えそうなものをチョイスしては、それを現場に持ち込んで試してみるという事を繰り返しているのである。
釣り具のイシグロ沼津店
5月某日、例によってアウトドアショップに出かけた。見出しのとおり釣り道具店である。普段そういった店には行かない方のために言うと釣り道具店というのはいわゆるアウトドア用品というものを取り扱っている。釣りに出かけるという行為に際して、海や川といった場所がそのフィールドとなるため、そういったフィールドに行って必要となるあらゆる道具を置いているのが釣り道具店なのである。魚を釣るための道具だけでは無いということが言え、郊外の大型釣り道具店などはキャンプ用品などの取り扱いも多い。私自身、砂防ダム音楽家として、そういったアウトドア用品について、一般的に普及しているものを買い求めることはもちろん、最新のアウトドア用品の発信基地でもある釣り道具店においてこれは前述の通り、砂防ダム行脚に使えそうな物、生かせそうな物を見つけ、取り入れていくことが大事だと思っているため、定期的に足を運んでいる次第である。
見つけた一枚のパンフレット
そこで見つけたのが、標題すぐ下の画像にあるパンフレットである。「静岡県西伊豆釣り場クリーンプロジェクト」とある。企画の概要としては釣りの合間に10分程度のゴミ拾いをすると、中古のルアーか温泉入浴割引券がもらえるというものである。参加費無料で、プロジェクトの開催期間内(終了は未定のもよう)に釣り場(なんと、どこでも良い!)でゴミ拾いをし、最後その拾ったゴミを西伊豆町観光協会の事務所に持ち込むと、「中古ルアー引換券」か「温泉割引券」の特典チケットと交換してもらえるというものなのである。注意点としては、ゴミ拾いに際して西伊豆町観光協会が用意した「西伊豆町ボランティア専用ゴミ袋」を使用しなければならないという事と、観光協会の受け付け時間内にゴミの入った袋を持ち込まなければいけないといったことなどがある。また、中古ルアーに関しては、観光協会の事務所では入手することが出来ず、渡された引換券を持って、町内の「釣り具のたかやなぎ」まで赴く必要がある。
西伊豆町観光協会の企画につき
当ブログに過去書いてきたとおり、私自身は釣り人である。釣りを楽しんだ上、その合間に少しの時間ゴミ拾いをしただけで釣り道具が貰えるなんて、なんと素晴らしいことなのであろうかと西伊豆町行きを決定した。梅雨入り前の6月6日、賀茂郡西伊豆町、宇久須を流れる宇久須川支流の砂防ダムに入った。宇久須川水系とでも言おうか?この宇久須川本流、支流各河川を含めた宇久須川水系は、単一町村を流れる川としては、伊豆半島内で最も砂防ダムなど堰堤類の多い川である。したがって、今後この川の砂防ダムについて記述することは当然あるであろうと思うし、ゆえに今回は詳細に関しては割愛させていただく。今回は、砂防ダム行脚を行った後、宇久須川の最後ながれ出る河口域海岸線に場所を移して、「西伊豆町釣り場クリーンプロジェクト」の趣旨に従いゴミ拾いをしたことについて報告させていただくこととする。
以下報告書、
今回、釣り具のイシグロ沼津店でたまたま見つけたパンフレットに端を発して、西伊豆町の宇久須川、またその河口域海岸線を訪れることとなった。その中で2点ほど“勉強になった”事があるため、ここに報告することとする。1つめは宇久須川河口域、またその周辺海岸線が見られたということ。普段、砂防ダム行脚を行っていて、川ばかりを見ているのであるが、その川が最終的に行き着く先、海をみる機会というのが最近少なかった。“海”を見て、もっとより深く“川”を知ることが今回、出来たと思ったのと、このことを今後必要に応じて定期的に行い、継続していくことが必要であると思った。勉強になったことの2つめは「釣り具のたかやなぎ」のお店にいらっしゃる淑女が大変な美人であるということ。ここの店主の奥様なのであろうか?まさか釣り道具店でこのようなたいへん素敵な方とお会い出来るとは思ってもみなかった。西伊豆町釣り場クリーンプロジェクトの特典は3個用意されているのである。「中古ルアー引換券」「温泉割引券」「美人」の3つだ。